参加者72名
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受付 9:00〜14:30 |
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開会 9:20 |
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開始 |
氏名・在籍校・テーマ |
説明 |
9:30 | 左古 雄一郎 要旨 プレゼン 上越教育大学学部生 集団で協力する学習場面における相互の関わり合いに関する研究 −音楽学習を例として− |
音楽科の授業は、正解が一つではない。子どもたち一人ひとりの表現が、正解となる教科である。 しかし、実際には教師の影響力が大きく、教師の表現=正しい表現になってしまいがちである。 そこで、本研究では子どもと教師の関わりに焦点を当て、子ども一人ひとりが自己の表現を出し合える場を探る。 |
9:55 | 佐々木 麻衣 要旨 プレゼン 上越教育大学学部生 学習場面における子どもの自己選択能力についての研究 |
自由に会話をしたり、立ち歩くことが出来る授業の中での 子どもの実態について、小学校3年生の理科授業を例にして 調査を行った。その結果、子どもが自分自身の判断で、 1人で考えることや情報を求めること等の“学ぶ手段”を 選択できていることが明らかとなった。 |
10:20 | 高木 三智子 要旨 プレゼン 上越教育大学学部生 造形的な創造活動にみられる子どもの学びの過程 |
小学校図画工作時において、子どもたちはどのように学んでいるのか。絵画活動が大好きな子どもの 姿からその学びの過程を明らかにする。そして、造形的な創造活動を促進する要因、阻害する要因について考察する。 |
休憩 | ||
10:55 | 水落 芳明 新潟市立東中野山小学校 児童用操作マニュアルと相互作用の情報活用の実践力に対する効果に関する事例的研究 |
教師が操作法を教えない状況において、児童用操作マニュアルと児童相互の学び合いはどちらが 効果があるのでしょうか。3か月間の調査結果の分析と「情報活用の実践力尺度」による量的分析の結果を報告します。 |
11:20 | 五十嵐 直樹 プレゼン 新潟県立長岡高等学校 授業を実践していく中で見えなくなっていたこと、見えてきたこと |
私は今まで授業展開の技術、方法に力を注いできました。そこで、自分は何を見失ってしまっていたのか、 その見失っていたものがわかり始めたきっかけ、「視点」は何だったのか、そして、これからの自分はどのように 実践していくべきなのか、その方向性について主観論ではありますが発表させていただきたいと思います。 |
11:45 | 粂田 哲 要旨 プレゼン 上越教育大学大学院生 中学生の理科実験に対する意識の違いと学びの過程 |
中学校の理科実験において「実験のねらいを理解する」「実験結果をねらいへ還元する」 という各段階について調査を行った結果,班員との人間関係や意思の疎通が学びの成立 について重要であるということがわかった。 |
昼食 | ||
13:00 | 佐藤 誠也 要旨 プレゼン 岩手県立不来方高等学校 高校生物におけるノート指導を通した生徒指導の実践的研究 |
毎日の授業を通した教科指導のなかで生徒指導が可能なのかを高校生物のノート 指導の実践による支援過程や生徒の変容などから検証することを目的とする。 |
13:25 | 三崎 隆 北海道教育大学釧路校 科学的根拠に基づいたものづくりを促す指導法に関する研究 |
本研究では,中学2年生物領域における観察,実験結果を根拠としたものづくりの指導法の有効性を検討した。 学習者が,腕の運動の仕組みを,手羽先解剖の観察,実験の結果と関連付けて実感を伴って理解したことから, 本研究における指導法は効果的な手法であると考えられる。 |
13:50 | 吉田 正 長崎県佐世保市立相浦中学校 理科授業における学びのサポートに関する基礎的研究 |
学習ノートへの生徒の記述から「みとる」ことができる生徒の学びの姿と,それに対するメッセージを 通した教師の「かかわり」の分析をもとに,学習ノートを利用した学びのサポートの可能性について考察する。 |
休憩 | ||
14:25 | 片桐 史裕 要旨 プレゼン 新潟県立高田商業高等学校 高校生の作文共同編集における関わり合いと表現の確定の研究 |
作文学習全体を通して学習者同士の自由な交流の場を保証して行った。その結果、学習者自身が納得のいく思い通りの 表現を作り上げるには、他者と活発に関わり、即時的に表現を修正・決定した方が効果があるということが明らかになった。 「個」の表現は他者や集団の中に埋没してしまうのではなく、「個」は他者と関わることにより確かなものになっていくのである。 |
14:50 | 鈴木 利矢子 上越教育大学学部生読み語りの構造に関する研究 |
読み語りの実践者の取材事例をもとに、絵本の中に見られる語り手と聞き手、また、 実際の読み手と子どもの「視点」とその「関係」という観点から「読み語り」に見られる構造を明らかにしていく。 |
15:15 | 天満 拓 上越教育大学学部生 インタビュー活動に関する研究 |
総合的学習において「インタビュー」に関する知識や方法が必要とされ、 国語科においてもインタビューを学ぶための単元が用意されているが、果たして本当に子どもたちに 「インタビュー」に関する確かな力をつけられているか疑問である。ここでは「聞き返し」という方法を 導入したインタビューの授業を分析することで、国語科において確かなインタビュースキルをどのように つけていくべきか考察する。 |
休憩 | ||
15:50 | 桑原 武史 群馬県中之条町中之条中学校 国語科基礎学力の定着を図る学習に関する研究 |
国語科における「基礎・基本」観の実態は未だ明確ではなくさまざまな論議がある。 総合的学習の導入によって国語科に期待されるものは大きいが、そこで重要になってくる 「基礎・基本」の学習に関する検討は必ずしも十分ではない。ここでは基礎基本の代名詞であり、 ドリル学習が主流であった「漢字学習」に協同的学習の要素を取り入れることで、 その効果と意義について臨床的に検討する。 |
16:15 | 小宮 高弘 埼玉県立蓮田高等学校 異なる読みを媒介する学習過程の研究 |
国語科授業に見られる「権威性」と「媒介性」を分析し、 高等学校国語科に臨床的な教科教育研究の視点を導入することについて考察する。 その上で「文語調教材」における「読みの分岐点」という考え方を理解しながら、 協同的学習を取り入れた「読みの媒介」を意図した学習過程を実践的に検討していく。 |
16:40 | 井上 幸信 見附市立今町小学校 教育実践場面におけるインタビューの特殊性 |
教室談話は特殊な性質を有している。インタビューも教育実践場面において特殊性を与えられる言語活動の一つであり、教育実践場面でのインタビューは、インタビューイーからの積極的な協力の下で行われるという点で一般的なインタビューとは異質なものとなる。インタビューを学習過程に盛り込む際には、授業者はこの特殊性を意識しておく必要がある。 |
17:05 |
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予定表(B会場;講義棟102)
取扱はA会場に準ずる | ||
開始 時間 |
氏名・在籍校・テーマ | 説 明 |
9:30 | 青山 康郎 長野県松本市立開智小学校 発話を促す話し合いの場に関する研究〜グループ学習におけるアイコンタクトと自己効力からの検討〜 |
小集団の話し合いをアイコンタクトと話者交代の視点から分析したところ、 話し手の視線が話者交代に大きな影響を与えていることが明らかになった。 これを踏まえた教師のアプローチと学習者の変容から、「発話を促す話し合いの場」 について考察する。 |
9:55 | 水落 あき子 要旨 プレゼン 上越市立春日小学校 学びのきっかけと深化について探る |
教師の提示した学習課題が、子どもの意識の中で真の課題となる過程にはどのような学びの仕組みがあるのか、そのきっかけと深化発展の様相を明らかにしていく。 子どもの相互作用と学びの構築との関係を見ていきたい。 |
10:20 |
石崎 隆 要旨 プレゼン 上越市立春日小学校 立ち歩きによる学び合いの発展に関する研究 |
立ち歩きの目的、立ち歩きとグループ内会話、立ち歩きによる会話の阻害について分析することで 「クラスの大多数がグループの目標を共有するならば、立ち歩きは学びの有効な手段となりうる」 ことを明らかにした。 |
休憩 | ||
10:55 | 太田 秀人 要旨 プレゼン 千葉県市川市立中国分小学校 学習過程における集団の機能と構造の関する研究 |
子どもは必要感が生じると,既成の枠に囚われずに, 自ら多様な集合体を形成したり活用したりしながら,問題を解決していることが明らかになった。 集団に即した目標の共有化により,その集団の機能がより活性化されると考える。 |
11:20 | 松本 修 上越教育大学 話し合いプロトコルの質的三層分析 |
会話のプロトコルの質的な分析には、間主観性をいかにして 担保するかという問題がつきまとう。意味・機能・形式的特徴の三層から行うことで、問題点を 減らすことは可能ではないかという提案である。 |
11:45 | 小関 奈津子 要旨 プレゼン 上越教育大学大学院生 学習支援活動組織を活用した学びの様相 |
NPOが参画する授業を分析し、NPOの授業参画が子ども の学びにどのような影響を与えているのかを明らかにする。また、学校と参画NPOの協力体制 について考察する。 |
昼食 | ||
午後の部 | ||
13:00 |
久光 敏史 要旨 プレゼン 上越教育大学大学院生 自己決定と宿泊活動における学び合う人間関係形成 |
目的の共有化の下、自己決定できる環境と宿泊活動において、仲良くなることができる。 そして、人間関係を形成する方法に関して子ども立ちが学び合いながら作っていくことを明らかにする。 |
13:25 | 山崎 一宏 要旨 プレゼン 静岡県藤枝市立広幡小学校 子どもたちの学びあいを活性化させるための環境に関する研究 |
子どもたちの学びあいが活性化するための実践をT.Tで行った。その授業での子どもや教師の行動記録を 分析することでT.Tの授業が子どもたちの学びあいの活性化に対する有効性を明らかにする。また教師たち のT.Tによる授業での行動の実態や変容を明らかにする。 |
13:50 | 山田 純一 要旨 プレゼン 上越市立春日小学校 異学年の学び合いに関する研究 −小学校全学年の活動実践を通して− |
少子化のため単学級校が増え、縦割り班を活用する小学校が増えています。本研究では、異学年学習に陥るワナ、その改善策を、総合的な学習の実践を通して報告します。無意識にやっていることがマイナスなのです。 |
休憩 | ||
14:25 | 海村 由紀 要旨 プレゼン 上越教育大学学部生 子どもは新しい集団でどのように学ぶか |
クラス替え、少人数編成などの集団の変化により、子どもの学びは変化するのか。一人の児童の学びの過程を分析し、その様相を明らかにするとともに、少人数編成の良さ、今後の課題を明らかにしたいと考えている。今回はその分析経過を報告する。 |
14:50 | 目黒 大樹 プレゼン 上越教育大学学部生 子どもが自らの力で人間関係を形成していく過程について−教師の働きかけによる子ども同士の関わりの変化に着目して− |
教師が子どもに働きかけた後のグループ活動を調査した。グループからあふれてしまっている 子どもからの働きかけをグループのメンバー達が拾い、認めることで、子ども同士の交流(関わり合い)が生まれることが明らかになった。 |
15:15 | 杉本 慶子 要旨 プレゼン 上越教育大学学部生 目標の共有と他者を意識した学びについて |
「学びあい」は単に他者が存在しているだけでは起こらない。そこにはお互いの学びに興味を持ち、 協力しあう態勢が不可欠である。そういった環境とは目標共有することで子どもたちが自らつくっていけることを報告する。 |
休憩 | ||
15:50 | 金崎 鉄也 要旨 プレゼン 石川県珠洲市立正院小学校 学びを促す教師のかかわりに関する学習臨床的研究 |
どのような教師のかかわりが教室内に学びを構築できるのかを目的として, 教室の実際場面を多岐にわたって分析した。その結果,状況の把握,更新性, 対話的関係性,個と集団への同時対応などを見出すことができた。 |
16:15 | 池田 仁人 静岡県吉田町立自彊小学校 生活科におけるメタファの機能とその表れ方に関する研究 |
本研究では、メタファによる表現と、知的な気付きの関連性について着目した。そして生活科授業の中で、子ども達はどのような場面でメタファを用いているのか、実際の授業観察によりあきらかにした。さらに、他の介入によるメタファ表現のあらわれ方の差異を調査した。 |
A会場にて閉会 |